10のガイドラインと分析10 Guidelines and Analysis

ライティングの基礎となる主だったガイドラインですので、読みやすい英文ライティングにお役立てください。

  1. 対象読者を明確にする
    Plain Englishを書く前にまず読者を想定しましょう。
    読者が一般のかたであれば、専門用語はできるだけ避けて、分かりやすく、やさしい言葉で書く必要があります。
  2. 重要な情報は文書の先頭に置く
    逆ピラミッド方式ともいいますが、一番訴えたい重要な情報は文書の先頭に配置します。
    日本では起承転結形式で重要な情報は一番後に配置することが一般的ですが、英語では一番先に配置します。
  3. 能動態を使う
    受動態より能動態の表現が好まれます。
    受動態が多いと冗長であいまいな印象になり、文章の活気が失われます。
  4. 強い動詞を使う
    一語で簡潔に表す動詞を「強い動詞」といいます。
    「強い動詞」を用いることで、読者にダイレクトに響く表現となります。
    元の文章 書き直し後
    We made a determination…
    We determined…
    Carry out a reform
    Reform
  5. 短く、シンプルな単語を使う
    音節の少ない言葉、つまり、短くシンプルな単語を使います。
    元の文章 書き直し後
    utilize use
    terminate end
    in order to to
    in the event that if
  6. 否定形は避ける
    日本語では否定形を使うことも多いですが、英語では肯定形が好まれます。
    元の文章 書き直し後
    no fewer than at least
    has not yet attained is under/still
    not accept reject
    not able unable
  7. 長文より短文を用いる
    読みやすい文章とは一文が17 ワードから20 ワードぐらいの文章です。
    それより長い場合は文章を切って複数の文章にすることをお勧めします。
  8. 専門用語は避ける
    読み手が一般的な読者であれば、専門用語をなるべく避けることが大切です。
    専門用語を使わざるを得ない場合は用語集を作り、資料の前や後ろに配置すると親切です。
  9. 主語・動詞・目的語は近づける
    英語のネイティブスピーカーにとって自然な語順は主語-動詞-目的語です。
    それぞれの間に長い修飾語やフレーズが入ると思考が分断され読みづらくなります。
    そのような場合は修飾部分を別の文章として作成したり、表を使ったりするなど、分かりやすくするための工夫が必要です。
  10. 読みやすいデザインにする
    忙しい読者の関心を引くように見出しを付けたり、複雑な内容は箇条書きや表を作ったりすることで読みやすさが増します。

(出典:『A Plain English Handbook』U.S. Securities and Exchange Commission, 1998)

Plain Englishでは、読者の語彙レベルや専門知識のレベルを設定し、どの単語、どの動詞を使用し、いかに効果的に説明するかを想定して書きます。また、そのガイドラインに即した記述で書かれているかをロジカルに判定し、数値化して明瞭にすることができるため、一目瞭然で読みやすさの判断ができます。そのため、なにをどう修正するかで、読みやすいPlain Englishにすることを自分自身で確認ができます。

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